「やさしいエネエルギー」体験ワークショップ

電気で動く船「Nihonbashi e-LINER(日本橋イーライナー)」に乗船体験!

今回やってきたのは東京都江東区の豊洲にある船着場。目的は日本初の民間企業が運行する電気推進船「Nihonbashi e-LINER」に乗船体験するためです。
この船の開発には東京海洋大学が全面協力しており、約300kWhのリチウムイオン電池で駆動するモーターは振動が少なく音も静か。二酸化炭素や排ガスも出さないため次世代型の水上モビリティとして期待されています。
そんな最先端の船に乗るとあって隊員たちもワクワクの表情です。

ワクワクの初乗船!
川から見る東京の風景はいつもと違う表情を見せます
電池推進船について解説する清水先生
デッキに出ても排気ガスの匂いもせずとても静かです

船は豊洲を出発し、日本橋にある船着場を目指す片道25分のクルーズです。晴海運河から隅田川に入り、日本橋川を登っていきます。途中、豊洲貯木場跡(木材を水上で保管するための施設)や明治丸(日本最古の鉄船)が眺められたりベイエリアのビル群があったり歴史ある永代橋の下をくぐったりと船上ならではの風景に隊員たちも興味津々です。
日本橋川に入ると川幅が急に狭くなります。そんな川幅でも楽々と操舵する船長さんの高い操舵技術が伺えます。
隊員たちはお魚を探したり野鳥を観察したりプラスチックゴミを発見したり清水先生に質問したりメモを取ったりと体験学習ならではの楽しさを味わっていました。

「この船で酔った人はまだいません」と誇らしげに言う船長さん
日本橋の船着場で記念撮影!

大学生レベル! 清水先生の「やさしいエネルギー」講義

午後は東京海洋大学越中島キャンパスの教室で清水悦郎先生による「やさしいエネルギー」についての講義です。
最初に環境省が発表している「環境白書」をもとに、現在地球の温暖化が進んでいること、主な原因は温室効果ガスであること、その多くは化石燃料を燃やすことによって発生する二酸化炭素であること、が語られました。
電気がなければ成り立たない現代社会において、化石燃料だけに頼らず太陽光や風力・水力によって電気を発生させる技術開発は欠かせないものですが安定した発電量を得るにはさらなる技術の進歩が必要なのだそうです。
また、液体燃料に比べて電気エネルギーは保存しにくい点も課題です。Nihonbashi e-LINERはリチウムイオン電池に電気が蓄えられていますが電池の重さだけで3.6tもあります(力士に換算すると約22人分!)。それでも満タンで走っても8時間ほどしか走れません。このようにやさしいエネルギーの研究開発はやさしくはないことを隊員たちはしっかりと受け止めていました。

「環境白書」や「太陽光発電の出力グラフ」などスライドを使ってわかりやすく説明する清水先生
大学生レベルの講義に真剣に聞き入る隊員たち

では私たちができることはなんだろう?その問いに清水先生は「電気を無駄使いしない、省エネ家電を使う、など自分にできることを続けることが大事」と答えました。次世代船舶の技術開発に長年従事されている清水先生。その真摯な探究への姿勢こそが、今回隊員たちが持ち帰った一番大きな学びだったのではないかと思います。

今日のギョギョ!

さかなクン探究隊では毎回「今日のギョギョ!」という1分程度の発表を全員が行います。
今日一日で感動したこと、発見したこと、驚いたこと、などをみんなの前で発表するのです。
お魚からもらった感動をみんなに伝えずにはいられないさかなクンがお手本です。もらったら返す。発見したら伝える。これを繰り返すことで最終回の探究発表会につながっていきます。

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