夏休みスぺシャル『東京の海から世界の海へ』
8月27日(水)第3回目となる「さかなクン探究隊」体験ワークショップは、夏休みの特別企画として開催され
「東京の海から世界の海へ」をテーマに
水中写真家・中村征夫さんとさかなクンによるトークセッションからスタートしました。

水中写真家・中村征夫さん

さかなクン
中村征夫さんは、約50年にわたり世界中の海に潜り、海の風景や生き物を撮り続けてきた第一人者です。
今回は、貴重な水中写真を交えながら、出会った生き物や驚きの体験についてお話してくださいました。
さかなクンは「小学生の頃から中村さんの大ファンだった」と語り、念願だった共著が実現したことへの
喜びを語り、中村さんの写真と、さかなクンが描いたイラスト交えたトークに会場は笑顔に包まれました。


また、東京湾の環境の変化についてのお話では、探究隊員たちも真剣に耳を傾け、
海の生き物や自然への関心を深める貴重な時間となりました。

午後には、大阪・関西万博会場とオンラインでつなぐ企画セッションも行われました。
タイトルは
「~CONNECTING YOU TO 能登~ 生物多様性(強く生き抜く生き物たち)について能登の小学生と学ぼう!」
このプログラムは、国連大学が企画し、さかなクンがアンバサダーとして参加。
石川県能登町立柳田小学校の小学生が登場し、震災後の川の変化や地域の生き物について発表してくれました。
能登の小学生からは「地域の生き物を知ることで、全国の生き物のつながりにも目を向けてほしい!」という
メッセージが届けられ、探究隊員からは
「地震や豪雨があっても、生き物たちが力強く生き抜いていることに感動した」という感想も聞かれました。


さらにこの日は、夏休みスペシャルということで、今年の探究隊員たちに加え、昨年の探究隊OB・OGも参加。
事前に「とても楽しみにしています!」と伝えてくれていた子どもたちも多く、再会を喜ぶ姿も見られました。
会場は、世代を超えて海への興味と学びがつながる、あたたかな空気に包まれました。

さかなクンは、自然災害や気候変動によって海の生き物たちが直面している課題についてもわかりやすく解説。
また、自身が描いた生き物のスケッチも紹介し、参加者はその生き生きとした姿に目を輝かせていました。
今回のワークショップは、海の魅力や生き物のたくましさ、自然環境のつながりを深く学べる、
充実した一日となりました
